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  深呼吸 2001/08/16(木)



ちょっと涼しい日が続いたかと思いきや
やっぱり夏は暑いですね。
8月でこの暑さだったら
12月にはどれだけ暑くなることやら…
と本気で心配し始めている犬司です。

さて。
工事現場では、毎朝朝礼というものをやっています。
朝礼の最初は体操で始まります。
今まではラジオ体操が主流だったのですが
最近は“腰痛体操”や“ウォームアップ体操”といった
一風変わったものが流行りです。
朝礼会場の正面にテレビを据えて体操のビデオを流し
みんなはテレビ画面のエアロビクスのお姉さんの動きを真似て
体操するのです。
エアロビお姉さんのテンションの高いこと高いこと!
朝っぱらからあのテンションについていける職人はいません。
「ワン♪。ツー♪。ワン♪。ツー♪。」
おいおい、ねぇちゃん。
楽しそうなところちと悪いが
朝からその笑顔だけはやめておけ!!
はぐき剥き出しのわざとらしい笑顔というのは
見ていて耐えられないものがあります。
ただし!!
そのエアロビお姉さんの動きに合わせて
エアロビチックな体操をする1000人の現場作業員というのは
一見の価値があります!!!
二度も見る必要はありません。夢に出ます!
でも、一生に一度は見ておくべきでしょう。
パンチパーマでサングラスで
おまけに薄手のシャツにちょっとイレズミがシースルーな
素敵な職人さんたちによる集団エアロビクス。
(注:最近この手の職人さんは以外と少ないです。いるけど)
しかも、朝一番だからみんなのテンションの低いこと低いこと!
へたな宗教よりよっぽどヤバイです。
最後の深呼吸なんかほとんどため息にしか見えません!!

そう!
その深呼吸ですよ深呼吸!
この深呼吸をしてるときにふと息を止めてみたら
内科検診の時の例のアレを思い出したんですよ。
……
「はい。じゃぁ息を吸って〜。はいて〜。吸って〜
 はいしっかり止めて!」
これって変でしょ!!
息を“止める”のに“しっかり”もくそも無いはずです。
止めるか止めないか。オンかオフかの二者択一です。
ぢつにデジタルです。
“しっかり”止めるとか“だらだら”止めるとか
そう言ったアナログなものじゃないでしょう。
へたに“しっかり止めて”なんて言われるもんだから
そりゃもう思いっきり顔面に力入れて、鼻血出るほど力んでみたら
「いや、そんなに力まずにもっとリラックスして…」
……
…って、どっちやねん!!
だったら“しっかり”なんて言うな!
ごくごく普通に息を止めさせてくれ。

しかも、こんな変なお医者さんもいました。
「しっかり止めて。……まだだよ。まだまだ。
 ……もっと止めて。はい、もっと止めて!!」
“もっと止めて”って…おいおい。
なんだか一人で盛りあがってるし…
もう止めてるッちゅうねん!!
(なんちゃって関西弁ツッコミ、本日二度目)
すでにちゃんと息を止めているし
鼻からも耳からも息が漏れていない状態です。
これ以上“もっと”息を止めろって…
皮膚呼吸まで止めさすつもりか!!
できん!少なくとも自力では。

さらに、こんな無茶なお医者さんも時折見かけます。
「はい、しっかり止めて〜。……ふんふん。…なるほど。」
ホンの2、3秒ほど聴診器に耳を傾け
その後、聴診器を私の胸に当てたまま
空いてるほうの手でカルテを広げて読み始める。
「えぇと。5歳の頃にマイコプラズマ肺炎ですか…
 それで…その後は発病してないんですね。
 えぇと。
 喘息とか気管支炎とかは…やってないみたいですね。
 既往症は蓄膿症ぐらいですか。
 呼吸器官系は大丈夫みたいですね。
 ツベルクリン反応も…無し。
 結核の疑いも無いみたいですね。
 よろしい。
 煙草も吸わないようですし、健康そのものだ。
 大変、結構!! 
 ……
 おや?
 ……
 あぁ、藤島さん。
 もう呼吸してもイイですよ。」
遅いわ!!
もっと早く言え!!
危うく窒息死するとこだった。
内科検診で健康そのものだと太鼓判まで押されたのに
直後に窒息死だけはシャレにならん。

そういえばこういう無茶なお医者さんて
中学の頃の予防接種の時にもいました。
私の友人で陸上部だったA君の順番。
そのお医者さん、注射器を彼の腕にプスッと刺したまま
「それにしても君イイ腕してるねぇ。部活は何やってるの?」 
それから数分間、注射器刺さったまま世間話。
……
彼、ちょっと涙目でした。

あっ、そうそう。
歯医者さんって嘘つきが多いでしょ。
「痛かったら“痛い”って言ってくださいね。」
ガリガリ…キー…ガリガリ……
「いはい!いはいえふ!(痛い、痛いです)」
「はいちょっと我慢して〜。」
おいおい。
痛かったら“痛い”って言うだけかい!
確かに。痛かったらやめますとは言わなかったけど…
しくしく。

私の蓄膿症の手術のときもこれと一緒でした。
蓄膿って鼻の病気なんですよ。
だからって鼻に直接メスを当てたりすると
傷跡が残ってしまいお嫁に行けなくなります。
(注:私の場合、顔の傷とは無関係に、戸籍上お嫁に行けません)
そこで。
口の中、上の歯茎の根元から切り開いていって
頬骨の辺りに直径二センチほどの穴をあけて
そこから鼻腔内に溜まった膿を掻き出します。
そのため、口の中には様々が器具が入ってきて固定されるため
とても“痛い”と口で言うことはできません。
しかし!!
そこはお医者さん。ナイスアイデア!
「藤島さん。もしも痛かったときは
 手を上げて知らせてくださいね。」
もう安心です。
ちょっとでも痛かったら、それこそ腕がツルまで上げつづけてやる!
固く心に誓いつつ、いざ手術室へ。
すると、にこやかな笑顔であらわれた手術室勤務の看護婦さん。
「じゃぁ藤島さん。
 手術中に体が動くとアブナイので手術台に固定しますね。
 ちょっと我慢しててね〜。」
「はぁ〜い」
看護婦さんの笑顔にだまされ、おとなしく縛り付けられる私。
……
はっ!…だまされた。
……
もう、手は上げられません。
手どころか、恐らく指一本上げることは無理でしょう。
がんじがらめに拘束されてしまいました。
まな板の上の鯉。
のほうが、いくらか自由が残されているんじゃねぇかと
本気で思いました。
でも、もう後の祭です。
祭りの後の雰囲気って、ちょっとやるせないけど
後の祭に直面すると、とってもやりきれない気分です。

蓄膿症の手術は、もう、めっちゃくちゃ痛かったです。

あまりに痛くてうんうんうなり続けました。
にもかかわらず、手術後の先生の第一声。
「藤島さんは、我慢強いですね〜」

生まれて初めて殺意を抱いたのは
この時だったかもしれません。
……
だって、間違い無く確信犯ですよ。
病院ぐるみでの犯行です。


さてさて。
たしか深呼吸のコラムだったはずが
毎度毎度、脱線してしまいました。
もう、気にしません。
きっと読者の皆さんも気にしてはいないでしょう。

さぁ。
最後はゆっくり深呼吸して、終わりにしましょう。
はい、大きく吸って〜
しっかりはいて〜
はい、ゆっくり止めて!!


(皆さんの様々なツッコミが聞こえてきそうです)

では、また。

注:次ぎのコラムまで、ちゃんと止めておくように!!





 (masako #79D/WHSg URL)
そういって、コラムサボるのだめなりよーくるしぃいい( ̄ー ̄)・・・最近、読者で遊ぶ技を身に付けましたね(笑 私、医者に通った数なら負けません(誰も勝負してないけどぉ)小さい頃毎週注射うってたので、上手な看護婦さんを見分けるプロなのだ。
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 (犬司 #79D/WHSg URL)
毎度毎度、いち早くコメントを頂き、ありがとうございます。小さい頃毎週注射を打っていたとか…大変でしたね。子供にとって毎週注射はキツイですよね。今では、毎日イケナイ注射を打っています♪とかいうのはナシですよ!…失礼いたしました!
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 (masako #79D/WHSg URL)
小さい頃弱かった子は、大人になると不死身になるらしいです。ふふふ。イケナイ注射ねー、I loveだよ(笑 さて、ここで問題です。 seldom,sometimes,often,usually,always, このどれにあてはまるでしょー!(こんな投稿でイイノカー)
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 (犬司 #79D/WHSg URL)
↑ちょいとお返事が遅れました。そうですか。masakoさんは不死身ですか…。はっ!ま…まさかイケナイ注射で不死身の体を手にいれちゃったわけじゃぁ…。いや、もう聞くまい。どうやらパンドラの箱らしい…。ちなみに上の問題、どれだとしても犯罪です!
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