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CoolandCool >> 写真とブログ講座 >> まだ終わらんよ >> 黒ヒゲ危機一髪
 

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  黒ヒゲ危機一髪 2003/01/26(日)



黒ヒゲ危機一髪というゲームがある。

パーティーゲームの雄として
ビンゴや人生ゲームなどと並び賞させるほど著名なゲームであり
多くの方々がご存知だろう。
簡単に説明するなら
頭にバンダナを巻き、片目に眼帯
そして口の周りには見事な武将ヒゲ。もとい、不精ヒゲという
絵に描いたようにあやしいオヤジが
樽の中にすっぽりおさまっており
プレーヤー達がよってたかってその樽に剣をつきたてていくと
なぜか、オヤジが飛び出す。
そして、飛び出させた人が負けという
勝ち負けの判定がイマイチ理不尽ながらも
根強い人気を誇るパーティーゲームだ。
ヒゲオヤジが飛び出すというだけのリアクションに
いい大人達が一喜一憂して盛り上がる、ぢつに不思議なゲームだ。

黒ヒゲ、危機一髪。

どう危機一髪なのかが、今一つはっきりしない。
バンダナ、眼帯、口の周りの不精ヒゲとくれば
このオヤジの職業はおのずと見当がつく。
海賊か、あるいは山賊か
さもなければ
徹夜続きで不精ヒゲのうえ、モノモライまで患った
バンダナメーカーのエリートサラリーマンといったところだろう。

ではなぜ
そのようなオヤジが樽の中に封じ込められているのだろうか?

おそらく、それは
彼の非合法な悪行ゆえに、村の衆に捕らえられ
無念、公開処刑されることになったのであろう。
アジトを突き止められたのか
強盗の最中にへまを打ったのか
バンダナの偽ブランドが発覚したのか
いずれにせよ、彼はその罪を贖罪すべく
後ろ手に縛り上げられ、樽の中に放り込まれ
ついに、刑を待つ身となったわけだ。

黒ヒゲ、危機一髪

こら。
おまいの人生はすでに終わっとるがな。

捕まって縛り上げられて樽に入れられた時点で
すでに危機一髪どころの騒ぎではないのだ。
そして、樽の中で身動きできない黒ヒゲに対して
村の衆達の過酷で凄惨な断罪が
今、まさに、始まろうとしているのだ。

そう。
黒ヒゲ危機一髪とは、『断罪』をメインテーマとした
正義を行うゲームなのだ。
それは、人が人を裁くという
いや、むしろ群衆心理が人を裁くという
人類の歴史上必然的に発生した
最もグロテスクな“正義”の姿なのだ。

と言うと、きもち大げさかもしれないが
大げさに言ったほうが、それっぽく聞こえてよい。
うっかり信じ込む人がいるかもしれない。

黒ヒゲに象徴された“悪”。
それが、たとえ縛り上げられ、無抵抗な状況であろうとも
ただ、“悪”であるがゆえに
群衆による一方的な報復攻撃が、正当化される。
それは、決して“殺戮”とは呼ばれず
“正義”の名を欲しいままにするのだ。
それが、群衆正義というものなのだ。

そして人は、村の衆になりきって、“悪”を断罪する。
正義の剣を、その穢れた身に突きたてるのだ。
「邪悪なる黒ヒゲよ、我らが正義の剣をくらえ!」

と、そこで一つ、疑問なのだが
なぜ、樽なのか?

それには、諸説ある。
もちろん、ただの断罪であるなら
生身の黒ヒゲに直接剣を突きたてれば、間違いがない。
しかし、人は、樽越しに黒ひげを討つ。
そこには
「樽に封じこめて断罪すれことにより、樽がその罪を浄化する」
といったような宗教的な意味合いが
込められているのかもしれない。

タルタル教

おもに南方諸部族の間で、結構広まっている。
タルタルソースとかも、関係あるかも知れない。
かっタルい、大腸カタル、サンダル、ダルメシアンなどにも
何がしかの影響があったのだろう。

いずれにせよ
人は、樽越しに、黒ヒゲを討つ。
しかも、一斉には突かない。
一人一人、順番に、黒ヒゲの苦悶を楽しむかのように
樽に、剣を突き立てる。
そして、幾人目かの剣が樽に突き立った、その時

ぴょ〜ん♪




こら。
飛び出しちゃダメだろ。黒ヒゲ。
どうしてそこで飛び出すかな。

だいたい、すでに何本も刺さってるはずだ。
そのまま上に飛び出すと、ざっくりと切れてしまい
傷口を広げるようなものだ。
いや。その前に。
そもそも飛び出す余力が残っているのがおかしい。
仮に、樽の中で身をよじりつつ
全ての剣を紙一重でかわしていたとしよう。
たとえそうだとしても
なぜ、いまさら飛び出すのだ。
なぜ、1本目をかわしたときに飛び出しておかなかったのだ。


と、この点に到達したとき
私は、はじめて
黒ヒゲの思惑を理解した。

おそらく黒ヒゲは、そもそも確信犯的に捕まったのだ。
彼は、樽の中であらゆる剣をかわすだけの
絶対的な自信があったうえで
わざと、樽の中に捕えられたのだ。
そして、案のじょう、村の衆は樽越しに剣を突き立て
断罪を開始する。
そして、ころあいを見計らって
黒ヒゲは“まさに危機一髪をよそおって”飛び出すのだ。

びょ〜ん♪

びっくりした村の衆達を尻目に
黒ヒゲは危機一髪の窮地を脱出する。
するとすかさず、村の衆達は
最後に剣を突きたてた者を罵る。

「お前が、黒ヒゲを逃がしたのだぁ!!」

実際は、誰も黒ヒゲを仕留めた者はいないのだが
黒ヒゲを逃がした者に責任をなすりつけることで
なんとなく黒ヒゲの断罪をうやむやのうちに終わらせる。

黒ヒゲ危機一髪とは、実は、そういうゲームなのだ。

本当に悪いものは決して断罪されず
むしろ無辜の一般市民に責任をなすりつけることで
なんとなく、“正義”が決着する。
黒ヒゲ危機一髪が
庶民のパーティーゲームとしてもてはやされる理由は
まさに、ここにあるのだ。


というわけで
本日は、「黒ヒゲ危機一髪」という他愛ないゲームの中にも
微妙に感じ悪い世間の縮図を垣間見るという
とってもオトナの雰囲気いっぱいの犬司くんでした。
ワンワン♪
(無意味にかわいくてすみません。)

……
といったところで、お開きにしたいと思います。
ちなみに、私は黒ひげ危機一髪、結構好きです。
かなり燃えます。
久しぶりにやりたくなってきました。

そこで!
関東近県在住者限定の「黒ヒゲ・オフ」開催予定。(未定)

我こそ断罪者という自信のある方
ふるってご参加ください。

マイ剣、持参可。
ただし、黒ヒゲへの必要以上の虐待は固く禁止します。
あくまで、フェアプレーで。
レッツ、断罪♪笑

ではでは、また。











 (一大 #79D/WHSg URL)
あ。不事件。基、フジケンだ(笑 検索に引っかかりました。とてもとてもお久しぶりです。お元気そうで。って、誰だか解らんと言われそうだけど、教えない。楽しいコラムを読ませていただきました。ちょくちょく寄らせて頂きます。それでは。
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 (からす #79D/WHSg URL)
なるぼど黒鬚ゲームは冤罪事件だったんですね…ということは「ゴエモン釜茹ゲーム」とか「魔女狩りゲーム」とかもあるかもしれませんね。関係ないですが最近「ポンジャン」とか「ドンジャラ」とか見ませんが発売中止したんですかね。
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 (犬司(拝啓、フジケンです。) #79D/WHSg URL)
↑も、もしや…“アノ”一大先生ですか?ご無沙汰しております。往年の高ニ中生徒会長、フジケンです(笑。うっかり検索でココを突きとめるあたり、さすが、世捨て人の高橋先生(ご無沙汰の割には遠慮がありません)。私信ですが、タクジは元気です。笑。こんごともごひいきに…。ではでは。
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 (犬司(ドンジャラ放浪記) #79D/WHSg URL)
↑それと、毎度ありがとうございます。からす大先生。確かにさいきんドンジャラとかみませんね。時代はうつろうものですものね。ドンジャラ世代はいつのまにかマージャンの味を覚えたのかもしれません。いや、むしろ、最近では雀荘でドンジャラとかやってるかもしれませんよ。
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 (さちゃこ(なんちゃって大学生) #79D/WHSg URL)
私のゼミではプレゼンの順番や、合宿に出かけるときに誰が車を出すか、などを黒髭ゲームできめています。毎週教授が携帯用黒髭ちゃんを持ってゼミにやってきます。そんなに毎回使うわけではないのですが・・・・どうやらこのゼミではこれが伝統、らしいです。
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 (masakoこたつ猫 #79D/WHSg URL)
風が吹けば桶屋が儲かるそうですから、黒ヒゲが飛び出したら樽屋(あるのか?)がオフ会開催するんですきっと。あれ?犬司さんが樽屋さん?(笑
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 (一大 #79D/WHSg URL)
お。一発で当たる辺りは、さすが生徒会長だ。 俺は生徒じゃなかったけどナー(笑 世捨て人になれませんでした。修行が足りませぬ(笑
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 (犬司(世に捨てられそうで恐縮です。) #79D/WHSg URL)
↑『一大』という名前をさらけ出してしまった以上、一発であてないほうが難しいと思います。笑。まさか、世捨て人になるのに修行がいるとは思いませんでした。やっぱあれですか?世を捨てるにも、燃えるゴミの日とか萌えないゴミの日とか、捨てるべき日があったり、いろいろな難しいルールがあるのでしょうね。
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 (max #79D/WHSg URL)
黒ヒゲは飛びださせた人が勝ちってルール知ってました?
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 (一大 #79D/WHSg URL)
世は資源ゴミです。ちなみに、うちの近所だと木曜日回収してくれます。
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 (一大 #79D/WHSg URL)
しかし再利用されてしまうので、常に捨てつづけなくてはいけません。あぁ、修行不足。。。
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