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  能ある鷹 2003/01/13(月)



『能ある鷹は爪を隠す』

真に才能のあるものとは
その能力をむやみにひけらかすものではなく
じっとひた隠しにすべきものである。

………
と、一般的にはこのように言われております。
まぁ、あれですよ。
才能に恵まれなかった庶民が考えそうな言葉ですね。
ただ、そのような恵まれない庶民の言葉にも
じっと耳をかたむけ、あるいは手を差し伸べることで
常に高い好感度を維持してきた、この私ですから
とうぜんのごとく庶民の言いなりです。(注:ヒクツです。)
才能はひた隠しにして生きてきました。
恥ずかしいくらいに隠しています。
ちょっと内股で。(注:勘違いです。)

あぁ、それでもなお、あふれ出てくるこの才能。
(注:内股ぎみで隠したそばからあふれだしてくる才能も
   ぢっさいどうかと思います。)

まぁ、そう言った意味で
隠しきれずにあふれ出た才能によって運営されている
『まだ終わらんよ』。
司会の犬司ですこんばんわ。
持てる文才を余すところなく発揮すれば
「直木賞」「芥川賞」も夢ではない!
と、ご近所で評判されている夢を、つい先日みました。
私の才能は夢の中ではいかんなく発揮されているようです。
しかも、その夢の中ですら
持てる才能をひた隠しにしている自分の奥ゆかしさに
すごく好感を持ちました。夢の中で。
そして、夢の中で隠しきれずにあふれ出た才能が
この現実世界において
『まだ終わらんよ』に結実しているという図式です。

ちなみに
「隠しきれずにあふれ出た才能」
の部分は
「隠しおおせずにはみ出してしまった才能」
「本来隠すべきところはみ出しっぱなしの才能」
などに読み替えても意味は同じです。
皆様のお好きなように読んで下さい。
むしろ私がこだわりたいのは
はみ出した部分の才能ではなく
隠しておいたほうの才能です。

一体どこに隠しちゃったんだろう……

ここ数年、ついぞ見たことがありません。
おかしいなぁ。持ってたはずなんだけどなぁ。才能。
どこに隠しちゃったのかなぁ。才能。
あまり必死に隠したものだから
本人にも見つけられなくなってしまいました。

ほら、ちょうどあれですよ。
秋になるとリスとかが木の実を土の中に隠すでしょ。
真冬に食べようと思って。
ところが冬になると雪が積もるから
どこに隠しておいたか分からなくなるんですよ。
「うんと、ここかな?こっちかな?」
一生懸命さがしても、結局みつからない。
で、春になるとあちこちから木の芽がふきだしてきて
「なんだか分からないけど
 ボク、ちゃんと役に立ってたみたい♪」
とか言いながら無邪気にニコッって微笑むんですよ。
あぁ、もうむちゃくちゃカワイイ♪

……
っていうのとはちょっと関係ありませんが
要するに隠した才能が見つからないんです。
『探し物は探せば探すほど見つからなくなる』
と言う法則を、例のマーフィーさんが発見して以来
探し物は本当に見つかりにくくなりました。
ぢつにやっかいです。マーフィーめ。
『マーフィーさえいなければうまく行くという時に限って
 マーフィーの法則が存在する』
と言う法則を、マーフィーの法則に追加するべきだと思います。


さてさてさて。
いい加減話しがそれましたが
私の失われし才能の話しは、ちょいと脇に置くとして
今日は鷹の隠すべき才能についてお話しましょう。

『能ある鷹は爪を隠す』

ズバリ、これは間違いです。
明らかに間違いです。
以下、順を追って説明しましょう。

まず
『天高く舞う鷹の爪の有無を
 地上から視認できる小動物はまれである。』
鷹がいくら頑張って爪を隠してみたところで
それに気がつく小動物は、ごくまれです。
爪を隠すのは、ほぼ間違いなく、鷹のひとりよがりに終わります。

仮に、小動物の視力が思いのほか優れているとしても
『爪のない鷹をみて油断するような小動物は
 いうまでもなく能無しである。』
爪があろうが無かろうが、鷹を見たら逃げる。
弱肉強食の世界に生きる小動物にとって
常識うんぬんのはるか以前の問題です。
爪の無い鷹を見て油断する小動物がいたら
生きる資格すらありません。
そういう能無しの小動物であれば
能の無い鷹が爪を剥き出しにしていても
きっと捕まえることができましょう。
なにも能ある鷹が爪を隠してのぞむ必要はありません。

というわけで
能ある鷹がわざわざ爪を隠すのは
単なる一人よがりか、ものすごい勘違いかのどちらかです。
とても能あるもののすることではありません。
たとえば『百獣の王』と呼ばれるライオンなどは
ウサギ一匹にも全力をもって望むといわれています。

それもそのはず。
WWF(世界自然保護基金)が把握しているだけでも
世界には1000種類をはるかに越える動物達がいますから
たかだか百獣の王では
1000種類の動物の上に君臨することはできないのです。
(そういう意味ではないかもしれません。)
例えば…
ヒグマには太刀打ちできるのか?
ゾウに有効な攻撃手段はあるのか?
シロナガスクジラとはそもそもどう戦うのか?
野生動物の頂点を目指すなら
百獣の王といえども、決して慢心できないのです。
それはたとえば
『埼玉県大会で優勝しても
 全国大会1回戦に挑む気持ちを忘れない』
ということだと思います。
(違うかもしれません。)

あぁ、百獣の王ライオンよ。
常に全国大会を視野に入れた君の姿は美しい。
それに引き換え、鷹よ。
お前は、爪を隠して埼玉県どまりか?
それでいいのか?満足なのか?
あぁ、鷹よ。
お前の爪は隠すためにあるのではない!

『能ある鷹よ、むしろ爪を磨くがいい!』

しかし、どうしても。
どうしても隠したいと言うのなら
お前は爪を隠している場合ぢゃない。

『能ある鷹よ、むしろ鷹であることを隠せ。』

あたりまえのことです。
鷹がまず最初に隠すべきは、鷹であることそのものです。
全身鷹丸出しで空飛んでるのに
爪だけ隠しても無意味です。
むしろやる気があるのかと言いたい。
頭隠して尻隠さずもいいところです。
鷹が小動物の油断をさそいたいのなら
なにはさておき
鷹であることそのものを隠すべきでしょう。

例えば
頭には真っ赤なトサカ。
そしてコケコッコと高らかに歌いながら
首を前後させつつ地べたを歩く。

たったこれだけのことで
ほとんど全ての小動物から同情してもらえます。
「あぁ、バカだ。ものすごくバカな鷹だ。」
結局、鷹であることはバレバレですが
「正常な鷹」であることは、見事、隠しおおせます。
こうして相手が油断してくれたら
あとはもう勝ったも同然です。

『能ある鷹は、鷹であることを隠す』

私も、失った才能をちまちまと探し回ることをやめ
むしろ人であることを隠して
雄々しく生きていこうと思います。



結論が微妙に間違った方向へ迷走してゆくのは
いつもどおりの傾向です。
気にするほどのことでもありません。

ぼちぼち、撤収模様です。
ではでは、また。
さやうなら。








 (カラス@携帯 #79D/WHSg URL)
鷹の爪!見たことあります。きっと能ある鷹が地面に降りてきて隠したんだと思います。ちなみに色は「赤」でした。心なし食欲をそそります。能ないカラスは詰めが、甘い…
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 (masako #79D/WHSg URL)
韓国焼肉の美味しい店が近所にできました〜たららん♪(スキップ)チゲ鍋食べたら走ってきたかのように汗がでました〜!これも能ある鷹が爪を置いていったんですねーそーいえば真っ赤でした〜(笑
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 (犬司(そこに能はあるのかい?) #79D/WHSg URL)
↑これこれ。能ある鷹の爪が、とれちゃっててどうするんですか!!爪がとれてる時点で、能無しの鷹です。能ある鷹の爪の垢でも煎じて飲んだほうがいいでしょう。なければ、鷹の爪を粉末にした調味料でも可。
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 (カラス@リローデッド #79D/WHSg URL)
え、鷹が隠したのではないとすると…犯人は…犬だったとか!!(江戸川乱歩賞を狙います!)とりあえず京極堂に頼んで犯人を探してもらいます(吁?)今年の直木賞は誰でしょうね。
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 (くみ #79D/WHSg URL
なんかものすごく納得して読んでしまいました。深いっすね。
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