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CoolandCool >> 写真とブログ講座 >> まだ終わらんよ >> シンデラレ
 

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  シンデラレ 2002/08/05(月)



男爵夫人:
 というわけでシンデラレ。
 私達はお城の舞踏会に行ってきますからね。
 私達が帰ってくるまでに、家中をきれいに掃除しておくんですよ。
 怠けたりしたら承知しませんからね!いいこと!

シンデラレ:
 はい。しっかり掃除いたします。いってらっしゃいませ奥様。

長女:
 ちゃんとやりなさいよ。
 この間なんて机の上に2ミリもホコリが残ってたんだからね!2ミリも!
 全く…ろくにそうじもできやしないんだから…

次女:
 まっ、精一杯やることね。
 あんたはそれぐらいしか能が無いんだから。
 あっ、でも私は今夜の舞踏会で王子様に見初められて
 きっとそのままお城で暮すことになるから
 私の部屋の掃除はちょっと手を抜いてもいいわよ♪ウフフ

三女:
 あぁら、お姉さまったら図々しい。
 お言葉ですけど今夜王子様のはぁとをいとめるのは
 この、あ・た・く・し♪

長女:
 あら、あなたこそ、“かなり”図々しいんじゃなくて?
 自信を持つのは結構なことですけど
 もうちょっと客観的に現実を見る目を養いなさい。
 客観的にみて一番美しくて気品あふれているのは…
 どうみてもこの、あ・た・k

次女、三女:
 もちろん、あ・た・く・し・よ!

シンデラレ:
 …わ、わっかりました、ちゃんと掃除をしておきます。
 いってらっしゃいませ。3姉妹様。

長女:
 ちょっと待ちなさいよ、あんた!
 何よその3姉妹様って…。
 その投げやりなキャラ設定はなんだって聞いてるのよ!
 あんたに“シンデラレ”なんてごたいそうな名前がついてて
 なんで私達が“3姉妹”なんて一括表記されてんのよ!
 ちゃんと名前で呼びなさいよ。名前で!

シンデラレ:
 す…すみませんでした。
 カトリーヌ様、ジョセフィーヌ様、クリスチーヌ様。

長女(カトリーヌ:以下、カトリ):
 そう、それでいいのよ。
 私の名前はカトリーヌ…(うっとり)
 うぅ〜ん♪カトリーヌ♪
 あぁ、なんて美しい名前なのかしら。
 いとしの王子様。
 カトリーヌは、今宵、あなたのもとへ参りますぅ♪
 (ちょっと遠い目…)
 ………
 ……(2秒で素に戻る。)
 ってその前に、おいこら作者!
 なんだよ、この↑(以下、カトリ)ってぇのは!!
 もうちょっと他に略しようが無かったのかよ!
 ちっともお嬢様っぽくねぇだろ!

(作者:だいじょうぶ。もう二度と出番無いから。笑)


男爵夫人:
 さぁ、下らないことをいってないで。
 行きますよ。準備はすみましたね!
 いいかい、お前達。
 今夜の舞踏会では、いよいよあの王子様が
 “結婚相手”をお決めになるんだ。
 お妃さまになれるんだよ!お妃さまに!
 分かってるのかい?
 私がこの舞踏会の招待状を手に入れるために
 どれだけあこぎな手を使ったことか…
 どれだけの財産をつぎ込んだことか…
 ……
 というわけで、気合入れていくんだよ!
 どこぞのわけの分からんこむすめなんぞに
 王子様を奪われたりしたら承知しないよ!
 “どんな手段”を使ってでも
 必ず、あの王子様をたらしこんでくるんだよ!いいね!

3姉妹:
 は…ハイ!監督!
 …じゃなかった。おかぁさま!(敬礼!)

男爵夫人:
 いよしっ! 
 いざ。しゅつじぃぃぃ〜〜ん!
 えい、えい、おぉぉぉぉ〜!!

3姉妹: おぉぉぉぉ〜!!(ガッツポーズ)


こうして、世にもせからしい男爵夫人&3姉妹は
(無謀にも)おうぢさまのはぁとをふんづかまえて
お妃様の地位を手に入れるべく
夜の舞踏会(決戦の地)へと旅立っていった……

そして、ひっそりと静まり返る男爵家の大広間。
ひとりぽつんと取り残されるシンデラレ。


シンデラレ:
 あぁ。舞踏会かぁ…。
 行ってみたいなぁ。私も。
 一度でいいから、行ってみたい。
 素敵なドレスに身をつつんで
 目もくらむばかりの豪華なお城の大広間で踊ってみたい。
 お抱えの楽師たちが奏でる美しい楽曲(リズム)に合わせて
 飽くことなく踊りつづけるの。
 そして、素敵な殿方とめぐり合って…
 そう、目と目があった瞬間に恋に落ちるの♪
 その殿方は、他のお嬢様方には目もくれず
 真っ直ぐ私のところに来てくれるの。
 そして…
 「一曲、踊っていただけませんか。お嬢さん。」
 って、私に手を差し伸べるの。
 私は、耳まで真っ赤にして恥ずかしがりながら
 伏し目がちに、「えぇ…」って。
 んもう♪これこれ!
 「えぇ…」ってただ一言。
 もうあんまりに嬉しくってでもあんまりに恥ずかしくって
 そんな雰囲気を
 伏し目がちに真っ赤にした表情に“ごっそり”盛り込んで
 “花も恥らう乙女っぷり”をぷんぷんにおわせちゃうわけよ!
 こういうのに弱いのよオトコって!!
 するとその殿方も“もう私にメロメロ”って目をしながら
 そっと私の手を取って広間の真ん中までエスコートして…。
 そしたら、楽師たちは
 ここぞとばかりにとっておきのワルツを奏で始めるの。
 最初はちょっと遠慮がちに…
 そっと指先が触れ合うくらいで踊り始めるの。
 二人は寄り添っては離れ、離れてはまた寄り添って…
 次第に呼吸が合ってきて
 軽やかにステップを踏み始めるの。
 やがて彼も大胆になって…私の腰に手を回して…
 私は「…あっ」とかキャワイイ声をあげながら
 すかさず彼の胸に飛び込んだりして、もうゲットぉぉぉ♪
 いやぁぁぁ〜ん♪もう!わたしったら!ウフフ♪
 ………ウフ♪
 ……フフ
 …
 って!!!
 あなた!誰??????

魔女:
 ようやっと気がついたね。
 どうでもいいけど、あんたちょっとセリフ長いよ。

シンデラレ:
 だ、だ、だだだだだ…誰なのよ!!!!
 いっぃぃぃいいいっぃいぃぃっ一体誰なのよ!!

魔女:
 誰って?
 あんたねぇ。
 どんなクスリに手を出したんだかしらないけど
 いつまでもトリップしてるんじゃないわよ。
 いいかい?
 よぉ〜く見てごらん。一目瞭然だから。
 こんないかにもって感じのとんがり帽子かぶって
 夏なのに暑苦しいダブダブのローブを着込んで
 怪しげな呪文が刻んである樫の杖をもって
 忽然とあらわれたおばあさんの姿を見て
 ………
 これで一体、“魔女”以外の何に見えるのか
 いっそこっちが聞きたいぐらいだよ!!!

シンデラレ:
 ええええぇぇっぇぇぇぇぇぇえおっぇをおぇぇえ!!!!
 おっおばぁさん。“魔女”だったのぉ!!!

魔女:
 あったりまえだろ!しばくぞ。

シンデラレ:
 ………
 ……
 で…
 そ…その…
 あっ!そうそう。あなた一体いつからそこに

魔女:
 あんたがうつろな目をして、そのうえ、半笑いで
 独り言ブツブツいいながら“一人ワルツ”踊ってた頃から。

シンデラレ:
 えっぇぇっぇぇえおぉっぃぉぇぇっぇえええ!!!!
 な…なんでその時に声をかけてくれなかったのよぉ!!

魔女:
 そりゃぁあんた。
 しらふの人間がとても声をかけられる雰囲気じゃなかったからだよ。

シンデラレ:
 そういう身も蓋もないこと言っちゃイヤ。
 ………
 ……
 で…。
 その魔女さんが、一体何のご用かしら?

魔女:
 いや…なんのご用て…
 ……
 ご主人様達がお城の舞踏会に出かけてしまって
 でもその家の奉公人の娘は晴れの舞台につれていってもらえず
 一人ぽつんと取り残されて可愛そうにお屋敷中の掃除を命じられて
 健気にもそのお掃除をやりながら
 「あぁ、いちどでいいから私も舞踏会に行ってみたいなぁ…」
 なんてささやかな希望を胸に抱いているところに
 私のような魔女が“いかにも”っていうタイミングで
 あらわれたわけなんだけど……
 ……
 えぇと…。
 あんた子供の頃“童話”とか読まなかった?

シンデラレ:
 えぇ。もちろん読んだわ。
 “ドラキュラ伯爵”とか“狼男”とか“八つ墓村”とか…

魔女:
 よ…要するにぶっちゃけた話しだなぁ。
 ねぇちゃん。
 世の中の魔女ってぇのは
 いいヤツか悪いヤツかどっちかなわけだ。
 そんでもって、この私は…

シンデラレ:   
 つ、つまりあなたは悪い魔女で
 私の“体”が目当てなのねぇぇっぇぇ!!!!
 いっいぃぃいいややっぁああぁっぁあぁあああああ!!!
 ね、ね。それだけはやめて。ね。ね。
 そ、そりゃぁ私は生娘よ。き・む・す・め♪(ポッ♪)
 でもね、でもね。ここだけのはなし
 ぶっちゃけ、すんっっっっごく足がクサイの。
 めっちゃくちゃクサイの。百年の恋も冷めるの。
 思い出が半分なくなるくらいクサイの。
 ね。ね。だからね。
 私の体だけはやめたほうがいいわ。
 ね。ね。やめたほうがいいって。
 いっぃいいぃぃやぁぁぁっやぁぁぁ〜ぁ!!
 たぁすぅけぇてぇ〜!!!!

すっぱぁぁぁぁんん!(魔女、スリッパでシンデラレをひっぱたく)

(シンデラレ、その場で突っ伏してヒクヒク。しばらく動けず。)

魔女:
 頼むから人の話は最後まで聞くようにね。
 いいかい。ねぇちゃん。
 わたしゃアンタの体なんぞに興味はないんだ。
 足の匂いにも興味はないんだ。
 そんな趣味はないからね、安心しろ。
 それどころか、そもそも私はねぇ。
 目下、イイ魔法使いとして活動しているんだ。
 いいかい?私はイイヤツなんだ。
 少なくとも今月限りは。
 なぜかって?
 そりゃぁあんた。
 最高魔法評議会が
 『全国善良魔道士育成強化月間』に突入しちゃったからに
 きまってるじゃないか。
 この期間中はあちこちで審査委員が目を光らせていて
 ちょっとでも悪いことに魔法を使うと
 すぐに赤切符切られちまうんだよ。
 な。わかるか?赤切符。減点されちゃうんだよ。
 わたしゃ、ここんとこたてつづけに“お茶目”をやらかしちゃって
 残り1点しか残っていないんだよ。
 あとちょっとでも減点されたら
 免停になっちゃうんだよ!免停に!
 な。分かるだろ?免停。免許停止だよ。
 で、逆にイイコトすると
 この間の赤切符免除してもらえるかもしれないんだよ。
 な。分かるだろ。赤切符免除。
 こういった場合…ふつう、イイコトするよな。我慢して。
 所詮1ヶ月くらいだから。

シンデラレ:
 わ…わかったわ。
 あなたはとにかくイイ魔法使いなのね。
 で…具体的には…
 あなたはなんのご用でここに来たの?

魔女:
 だから。
 イイコトをしにきたのさ。
 いつも健気にお屋敷の掃除にあけくれる
 純真な乙女の願いってヤツを叶えるってのは
 以外と魔法評議会のウケがいいんだよ。
 で…だ。
 アンタに白羽の矢がおったったわけさ。
 今夜。お城の舞踏会に
 見事“でびゅー”させてあげようじゃないの!!!!

シンデラレ:
 えっぇぇぇぇぇえ!!!!
 ほっほんとおおおおおうううううう?????

魔女:
 (いちいちリアクションが大きい娘だねしかし。)


と、いうわけで。
非常に有名な童話をいまさらネタにして恐縮ですが
以外と長くなりそうな予感なので
次回にもちこしです。
いつもいつものことですが
期待せずに、ダラダラとお待ち下さい。
ダラダラと。

だぁっぁぁぁあっららぁぁだぁぁらっらっぁぁあとおぉお!!!
(うるさい!)

ではでは。また。








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